スキャルピングで勝てるようになった2つの対策

こんにちは!今回はスキャルピングで勝てないと悩んでいる方に少しでも助けになればと思い記事を書いていくよ!

トレードの世界では、ポジションを保有する時間の長さでトレードスタイルが分類されていて、聞いたこともあると思うけど一応まとめておきます。

・スキャルピング:数秒から数分で取引を完了させるトレードスタイル

・デイトレード:1日で取引を完結させるトレードスタイル

・スイングトレード:数日や数週間ポジションを持つトレードスタイル

今回はスキャルピング!短期トレードで利益を上げるためのお話です!

スキャルピングの定義

いきなりですが、一般的にスキャルピングと言うと、数秒から数分の取引と言われている。でももし本当にその定義なのであれば1分足しか使えなくない?

1取引を完了させるのに、大体数本のローソク足は使うと思うんだけど、数分で完結させようと思うと、5分足ですら2本くらいしか使えないというか・・・

なので、僕個人としては最大で1時間くらいかかる取引もスキャルピングと考えていいと思うんだよね。え、ダメ・・・?

申し訳ないですが僕は5分足以上しか使えないので、今回の記事では最大で1時間程度かかる取引もスキャルピングと定義させて下さい><

スキャルピングのメリットとデメリット

スキャルピングには簡単に書くと下記のメリットとデメリットがあります。

スキャルピングのメリット

スキャルピングのメリット

1.ポジションを持ち越さないで済む
2.時間的な拘束が短くて済む
3.何度も取引ができる
4.多くの取引ポイントがあるので検証がしやすい

こう書いてみるとメリット大きいですね。1と2はやはり忙しい現代人にとって大きいですし、心身の消耗も少なく済みます。また、何度も取引ポイントが来るので、資金の回転が速くなります。上手になると短期間で大きく稼げるようになります。また、同様に取引ポイントが多いということは過去の検証も容易にできます。

スキャルピングのデメリット

スキャルピングのデメリット

1.スプレッドや手数料の影響が大きい
2.取引時間中は集中力が必要(チャートから目が離せない)
3.自制が崩壊する機会が多い
4.相場急変時にやられる可能性がある

こちらも書いてみるとデメリットも結構大きいですね。特に自分も経験があるけど、取引数が多くなってくると、1回1回の取引がいい加減になって自制が効かなくなってくるのよね。例えば、損切りを入れるのが面倒になってしまう。すぐに取引終わるからいいやとか、手動でやるからいいやとか言い訳が出てくるのよね。それで負ける。

でも、これを1つ1つ潰していければスキャルピングで勝負できる土壌が整ってきます。
そこで次は、スキャルピングのデメリットを潰すための戦略について考えていくよ。

スキャルピングスタイルで戦っていくために

スプレッドや手数料対策

スキャルピングは兎にも角にもデメリットの1「スプレッドや手数料の影響が大きい」を攻略しなければ利益は残らないよね。そのためにはまず、スプレッドや手数料が安いところを探さなければいけない。

日本のFX会社で、ドル円のスプレッドであれば0.1pipsなどもあるかもしれないが、日本のFX会社はあいにくレバレッジが25倍までしか効かせられないので、スキャルピングと相性が悪い。

しかし、「日本のFX会社が提供するドル円」以外は、どう頑張っても0.5pips程度のスプレッドや手数料はかかってきてしまうと思う。そのため、3pipsとか5pipsを狙いに行くような超短期スキャルピングはよほどの勝率を誇らない限り相当に難しいと思う。常に1割以上のハンデを付けて戦っているものだから、勝率も少なくとも55%あってやっとトントンというレベルになる。

そのため、あくまで私見だけど、いくらスキャルピングであっても、10pips以上は狙って取引したい。そうすればスプレッドや手数料の影響は希薄化するので。ではどうやって10pips以上を狙っていくかだけど、とにかくボラティリティが大きい通貨ペア、ボラティリティが大きい時間帯を狙うということに限る。

僕はスキャルピングもデイトレもやるけど、5分足とかの短い足でスキャルピングをする時は下記のルールで行っている。このルール下で取引を行うことにより勝率が大幅に上がったので共有する。

スキャルピング時のルール

原則:日本時間の14:30~19:00に行う
例外1:東京時間に取引をしたい場合はドル円、ユーロ円などのクロス円の通貨ペアのみ
例外2:夜に取引をしたい場合は23時以降のみ

まず、原則として東京時間と、米国時間の指標が集中する時間帯を避ける。そうすると必然的に欧州時間に取引をすることになった。そして欧州時間は結構な確率で東京時間と逆の方向に動きたがるので方向の見当がつきやすく、またその傾向は14:30くらいから出てくることが多いので14:30からスタートとするとよいと思う。

例外として、どうしても東京時間に取引をしたい場合は取引対象はクロス円のペアのみを対象とした(クロス円以外はボラティリティが小さい)。

また、夜間に取引をしたい場合でも日本時間21:00~23:00までは米国の経済指標発表が多い時間帯なのでスルーしている。

とんぷらとんぷら

時間帯ごとのボラティリティを調べたい場合には、下記のサイトが参考になりますよ。
OANDA ボラティリティグラフチャート(https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/volatility

それから、実はこのように取引時間を限定することで、デメリットの2「取引時間中は集中力が必要(チャートから目が離せない)」という点をフォローすることができます。1日中張り付いているとそれだけで心身消耗しますからね。

自制が効かなくなることへの対策

上記でも書いたとおり、これが一番スキャルピングで厄介なところで、取引数が多いので1つ1つの取引がいい加減になりやすいんですよね。損切りを入れるのをサボってしまったり、むしろ意図的に損切りを入れなかったりする。一時的にそれで勝率が上がっても、トータルで考えるといつか大損してしまう。特にその状態で逆方向に急騰急落を食らってしまうと退場に追い込まれてしまう。

実はこの対策は簡単で「取引を少なくする」ということが強力な対策になる。

取引を減らすというと、上述した「何度も取引して資金を早く回転させるという」メリットと逆行するように聞こえるかもしれないが、それでもデイトレやスイングに比べて多くの取引機会が到来するのは間違いないのでメリットが消えるわけではない。

それよりも確実にデメリットを消すことが重要。

また、取引を減らすことにより1つ1つの取引が丁寧になる。つまり損切り設定もきちんと行えることで相場急変時にやられてしまうというデメリットも消すことができる。

スキャルピングは果敢にポジションを持って1秒を争う瞬発力で0.1pipsを奪うコツコツ積み重ねるイメージを持たれている方も多いと思いますが、コツコツやればやるほど不利な条件になるので、本当に優位性の高いタイミングだけを待って入ることが必要です。スキャルピングは期間が短いので優位性の高いエントリータイミングを待ちやすいという特徴を生かすのです。

まとめ

最後にまとめると、スキャルピングで大事なのは2つ。

1.少しでもスプレッドの影響が薄まる利幅を狙う⇒は少しでも高いボラティリティの通貨ペア、時間帯を狙う

2.取引1つ1つがいい加減にならないようにする⇒取引回数を減らす

とんぷらとんぷら

両者は実は独立したものではなく、1の要件を満たすようなエントリーポイントを探すと必然的に2も満たせるようになると思います。ボラティリティが大きいと利幅も大きく、それに伴って損切りラインまで多少ゆとりがもてるはずなので、落ち着いて取引ができ、損切り注文も入れやすくなり安定感が出るはずです。

と、いうわけで今回はここまで、少しでも読者の方の利益に繋がれば幸いです!