MACDだけで勝てるのか

こんにちは!

今回は「FXでMACDだけで勝てる?」という内容の質問があったので、筆者の見解を書いていきたいと思います!

結論としては、勝てる人はいると思うが工夫が必要かな・・

僕も何年も負け続ける中でMACDはかなり活用してきたので、経験を踏まえてその考えを書いていくよ!

MACDとは?

まず皆さんもご存じだと思うけども、MACDはマックディーと呼ばれる有名なテクニカル分析手法です。

下図のように、2本のMACDのラインがクロスしたらそれが買いと売りのタイミング。短期線が長期線を上から下に抜ければデッドクロスで売りのサイン、下から上に抜ければゴールデンクロスとして買いのサインとされている。ここまではいいよね?

(なおMACDの画面右側に0ラインがあり、デッドクロスは0より上で、ゴールデンクロスは0より下でないと意味がないとされます。)

MACDのサイン

実際にMACDを利用しようとすると起きる問題点

ここからが本題なんだけど、上で書いたような話はどこにでも書いてあって、ゴールデンクロスやデッドクロスはできあがったチャートで見れば確かに機能しているように見える。でもMACDだけで勝てている人は少ない。なぜか?

それは世界中の誰でも簡単に表示できるテクニカル分析であるため、狙っている人が多いから。狙っている人たちのことを狙っている人達もたくさんいるからなんだよね。だからリアルタイムで取引をしているとそんなにすんなりエントリーさせてもらえない。下記のような問題が起きる。

MACDを実際に使う時に起きる問題点

1.GC・DCの直前で乱高下する

2.クロスすると見せかけて直前で逆方向にいく

3.仮にゴールデンクロスしてもまたすぐにデッドクロスする

4.トレンドと逆にクロスしても値動きは案外

5.確実なクロスを見極めてからエントリーすると既に遅かったりする

6.クロス時の入射角が浅くても、急に角度が大きくなる場合もある

1と2はクロス前に入るだましやフェイク。これに引っかからないよう、エントリーはクロスを確認してからせざるを得ません。

今度はクロスしてからきちんと狙い通りの方向に動いてもらう必要があるけれど、全てが狙い通りに動いてはくれない。なので、ローソク足の値動きと同じで、どういう条件であれば狙い通りの動きになる可能性が高いか・・・ということを分析して優位性の高いポイントだけエントリーしていく必要があるのよね。

MACDでエントリールールを構築する際の工夫

MACDを中心にエントリールールを構築するには、優位性の高いポイントを探していく必要がある。

例えば短期線の入射角、その際の長期線の角度、0ラインからの乖離率といったものを分析していき、この条件でクロスすれば勝つ確率が高いということを見つけていくと、MACDで優位性の高い取引タイミングを計ることが可能になってくるかなと思われます。

個人的にはトレンドと逆の向きにクロスしても(例えばここではデッドクロスとします)、MACDのラインが勢いよく進む一方で価格はほとんど下がらないことが多いかなと。そのため、少なくとも移動平均線の向きと違う方向にクロスした場合には取引をしないなど、独自のエントリールールが必要かなと思う。

もちろんこれは、MACDだからというわけではなく、通常のローソク足や移動平均線を表示して優位性の高いエントリーポイントを見つけていくのと変わらない話。なので、「MACDだけ」にこだわる必要はないし、筆者としてはMACDと移動平均線を組み合わせれば、ある程度優位性の高いポイントを見つけることは可能だと思います。

その後実際に勝てるかどうかというのは資金管理にかかっていると思うので、資金管理をしっかりするようにしていきましょう。
資金管理はこちらにまとめているので、良かったら読んでみてね。