絶対に勝てるFXはない

ネガティブな話で申し訳ない。先に謝っておきます。ただ読者の方には道を誤らないで欲しいので勇気を出して書きます!

先に言っておくと、僕は、情報商材もスクールもEAもがっつり買ったことがある!!勝てるようになるまで10年かかってるから。

「勝つための投資、勝てば簡単に取り返せる」という気持ちですごい買ったw100万は買ってる(;_;)

同じような人、実際にいると思います。でも本当に必要ないし、むしろ間違った方向に進んでしまう可能性あり。なぜならその情報の発信者自身が稼いでいない可能性が高いから。そんなものを買うより、この記事を読むだけで自分がやるべきことがシンプルにわかってくると思う。

勝率100%というワードで嘘決定

それで僕が勝てるようになってからの結論

絶対に勝てるFXというのは絶対にない。

もうどうしてもセミナーとか情報商材とかEAを買いたくて仕方ないのなら止めはしません。気持ちよくわかるから。一筋の希望にすがりたいよね。でも絶対に勝てるとか勝率100%とかそういうのは胡散臭い業者を選別するバロメーターになるからよく選別してください。

人に頼るな!と言ってくれてる人がむしろ一番親切なアドバイスだと思う。後述するけど実際にFXは自分と向き合うしかない。

そもそもFXのスクールや情報商材を販売している人は、自分がFXで勝てるなら面倒なセミナーや商材を作る必要がないよね。手間もお金もかかりすぎる。(「結果を出したら自社のトレーダーとして雇います」というスクールを兼ねたところがあるがこういうところの方が良い)

「教えるのが好きだからとか情報共有したいから」という理由ならわかる。自分もそうだからね。でももしそうなら何万円も何十万円も庶民から巻き上げなくてもいいよね?負けているであろう庶民からそんな金額を巻き上げようとするってことは、要は金がないってことなんだよね。だから、スクールとか必要ない。そのお金を相場に少しずつ投入して身をもって勉強した方が身につく。

どうすれば勝てるようになるか

まずこれを頭に入れて欲しいのよね。

長期的に勝ってる人は勝ち負けを繰り返しながらジグザグの形で資金を増やしている。

つまり、みんな同じように勝ったり負けたりしているのに、お金が増える人と減ってしまう人がいる。そう、勝ったり負けたりしながらお金を増やせるようになった状態というのが勝てるようになったというんだよね。

と、まぁ勝っている人でも絶対負けることがわかったところで、じゃあどうすればお金を増やせるか考えてみるために簡単な式を書いてみます。

FXで勝つための数式

増えるお金=(勝つときの利益金額×勝った回数)ー(負ける時の損失金額×負けた回数)

これはわかるよね。

でも、みんなFXをやるときにこれが頭から抜けているんだよね。

例えば勝つときの金額が1万円で30回勝っても、負ける時の金額が50万円なら1回負けただけで、大損になってしまう。

負ける時は必ず来る。でもその時に大きく負けるのではなく、小さく負けるというかむしろ負けにいくというか・・そういう作業が必要です。

FXで勝つためにトレーダーがやれること

上の式を前提に、僕たちがやれることを考えていくよ。

FXで勝つためにトレーダーがやれること
1.負ける時の金額を減らす
2.勝つ時の金額を増やす
3.勝率を上げる

冷静に考えると当たり前。当たり前なんだけど、みんな「3」ばかり大事にしている。だからテクニカルとか手法の話ばかりだし、スクールとか情報商材とかEAの売り文句も勝率ばかりになる。

実際は勝率1%でも、損切はいつも1pipsで利確は100pipsならトントンなわけよね。負けている人はまず間違いなく、1と2を逆のことをやってしまっている。3の努力しかしていないと思う。

テクニカルや手法は極端な話をすればなんでもよくて、勝率を上げる試行錯誤は最後にやればいい。そんなことより、まずは損失を限定するところから始める必要がある。初心者であればあるほど、損失限定から始めなければいけない。FXでは逆指値(ストップロス)の設定ができるのだから自分でトレードの損失を限定できる。まずこれは相場からお金を頂こうとする際のマナーであり、通行手形のようなもので、ストップロスが抜けているといつか大損をする。

余談:ストップ(逆指値)の入れ方

ストップは一定のpipsで入れるものではないよ。相場や通貨ペアによってボラティリティも違うし、固定で10pipsとかは良くないね。まずは自分がリスクを負うことができる金額を決める。ここでは2万円とする。その次に、ここまで来ちゃったら諦めるというライン(ストップロスライン)を決める。エントリー価格とストップとの差が仮に40pipsだったら、5万通貨(0.5ロット)でエントリー。もし、エントリー価格をストップまで10pipsまで引き付けられるなら、20万通貨(2ロット)でエントリーするというわけ。

負けてもいいんだ。負けてもいいからストップを入れて1回負ける時の金額を決める。1回1万円なら5回負けても5万円。いっぱい負けると心が折れる人は50%の確率で1.5万円勝てる手法を作ればいいわけだし、多少負けてもいい人は5回に1回、10万円勝てる手法を作ればいいわけ。

ここから先は人によって作るルールや手法が異なる。なぜなら人によって性格やリスク許容度、趣味嗜好が全然違うから。

例えば僕の負けパターンとして、「含み益が出た時に握りすぎる」癖がある。あまり稼げていない頃、250万円の含み益をもっと伸ばそうと思って、結局マイナス150万で決済して泣いたことがあるwさすがに泣いたw

多分初心者の頃に読んだ「損小利大」を意識しすぎていたんだろうね。今は自分の利確ルールを作って、「利確千人力」を意識するようにしているけど、それでも多くの人よりは含み益を握ってしまう方だと思う。

なので、僕と同じように含み益をなかなか決済できない人は、勝率はそこそこでいいので、欲を抑えて早く確定させる努力やルール作りが必要でしょう。逆に含み益を早く確定させてしまう人は、それをできるだけ伸ばすルール作りと合わせて、勝率そのものを上げていく、もしくはエントリーをストップロスの近くまでなるべく引き付けるとか、各人によって行うべき対策が違うかなと思う。

たまにSNSで「自分と向き合う」と言ってる方がいるけど、これが真理。こういう人は稼いでいるか稼ぐ寸前までいってる人だと思う。

自分に合った手法の作り方や勝率の話はまた後日しっかり書きたいと思う。ではまた!