今回はFXで負けている人にありがちな考え方、特に初心者バージョンを書いてみたいと思います。
半分以上は昔の僕のことなんだけどね。
では始めますよ!
FXで勝てない考え方その1 テクニカルを極めれば聖杯が見つかる
FX初心者さんにはありがちな内容ではないかな。
僕も例に漏れず色々勉強した。
移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSI、一目均衡表などね・・・
僕は特にMACDとRSIにはまった。
MACDはゴールデンクロスすれば上がる、デッドクロスで下がる。わかりやすい。
RSIは割安を示すタイミングで買えば勝てる、つまりMACDとRSIを組み合わせて両者に当てはまるところで買えば勝てるって。
でも負けた。
実際のRSIは割安水準からさらに割安を示す水準まで落ちるし、ゴールデンクロスしたMACDもまたすぐにデッドクロスして落ちていく。
それでも頑張って聖杯を探した。
何年も何年もいろいろ試した。
そこで得た結論。
FXに聖杯はない
僕、負けず嫌いでポジティブだから、絶対にあると信じた。
でもなかった。FXの聖杯。
だから、”絶対勝てる”、”〇連勝”なんていう情報があったら絶対に間違ってると思う。
僕はここまでたどり着くのに10年かかった。
10年前の僕に言いたい。FXの聖杯はないよって。信じないと思うけど。
今の僕は単純移動平均線のみ。
一応ボリンジャーバンドも常に表示しているけどね。
だからね、みんなに伝えたい。
テクニカルを極めても聖杯なんて見つからない。
FXで勝てない考え方その2 含み損に耐えきれれば勝てる
えっと・・・いつか耐えきれないことが起きるのよ。
僕も0.1ロット=1万通貨に対して10万円用意して臨んだこともあった。
でもフランショック、リーマンショック、黒田砲でやられました。
追証追証で最後にはロスカットされました。
これが一番やっちゃいけないこと。
大事なことなのでもう1回言うと、含み損に耐えようと考えること、これが一番やっちゃいけないこと。
仮に含み損に耐えきれたとしても5円や10円逆行したときのストレスがとんでもないうえに、そのような場合は年単位で戻ってこない。
FXを選ぶような人は何年も含み損抱えて耐えるような取引を本来は望まないよね。
だから、値が戻ってくるまで塩漬けして待っていればいいって考えちゃダメよ。
FXで勝てない考え方その3 システムに任せれば完全自動で稼いでくれる
MT4って知ってるかな?
もちろん使っている人も多いと思うけど、知らない人も多いと思うから別の記事で説明するね。
そのMT4に導入すると、自動売買してくれるシステムをEAって言うんだよね。
僕、何年もかけてEAを頑張って探した。
EAの販売サイトでたくさん買ってみたし、EAを作るプログラム言語を勉強して自分で作ったり、プログラマーの方にも外注していろいろなものを試してもらった。
でも、そう。あなたの予想通り。
いろいろなEAを試したけど長期にわたって稼ぎ続けられるものはなかった。
もちろん一時的に稼ぐものはあったけど、長期稼ぐものはなかった!超残念!
EAはバックテストといってね、過去の値動きに合わせたプログラムにすればいくらでもテスト実績は作れてしまう。
でも将来にわたってバックテスト同様に稼げるものには出会えなかった。
奇跡的に優秀なEAに出会えることは実際あると思う。
けど、結局、すべての局面で有効なEAって多分ない。
今の環境でこのEAをONにするかOFFにするかといった判断も必要になる。
その判断ってEAのロジックを詳細に理解していないとできないものだよね?
だから、この路線でいくのであれば他人が作ったものを購入するのではなく、自分で作るしかない。
かといって自分で作るには勝ち方をわかっていないと作れない。
つまり、EAに頼るのではなくて、結局自分自身で勝てるようにならないといけないんだよね。
FXで勝てない考え方その4 取引できるポイントを増やして資金を福利で回転させる
これは勝てない考え方だとは断言できないけど、危険な考え方だと思うから書いたよ。
僕は取引量を減らしたら勝てるようになったよ。
勝てない間は、資金を回転させるためにはたくさん勝てるポイントを探さなきゃって思ってた。
そして学んだテクニカルのあれやこれやを使って理由をつけてポジションを持ってしまってた。
そうじゃないんだよね。
FXの場合はレバレッジをあげてポジションを増やせるので、取引数を増やすのではなくロットを増やす方向に向かうべきだよ。
ロットの増やし方やリスクの減らし方はまた別の記事で紹介するね。
まとめ
テクニカルは最低限で十分
含み損に耐えるという発想はダメ
自力で勝てないのにEAを使うことはできない
回転数じゃなくてロットを上げる努力
こんな感じかな!
今回はここまで。
1つでも当てはまっていたらかなり危ないので、良い子のみんなは真似しないでね!
※投資は自己責任でお願いします。